ahamoの料金プランは？評判やメリット・デメリットなど

2022年2月17日 2022年2月17日

ドコモが提供するオンライン専用ブランド「ahamo」。2020年の年末に発表された際にはその驚きの価格設定大きな話題となり、その後他のキャリアやブランドが次々と価格設定を見直す事態となりました。

まさに「ahamo」の登場が携帯電話料金の値下げのきっかけになったとも言っても過言ではないでしょう。

というわけでここでは「ahamo」の料金プランや特徴、メリット・デメリットなどを詳しく見ていきたいと思います。

ahamoとは？

画像はahamo公式HPより引用

「ahamo」はドコモが2021年3月26日から提供開始したオンライン専用のブランド。申し込みやサポートは基本的にオンラインのみ。ドコモ回線を使用した安定感のある通信がシンプルで安価な料金で利用できるといった特徴があります。

月額料金や諸費用について

画像はahamo公式HPより引用

月額料金

「ahamo」の料金プランは1つだけとシンプル。データ容量20GBで月額料金は2,970円（税込）です。

ahamoの

■月額料金
2,970円（税込）

■データ容量
20GB

料金プランが1つだけなので、まずは20GBというデータ容量が自分に適しているかという観点から検討して、その上で他社の料金プランも含めて「ahamo」を選ぶべきかどうかの判断をすることになるかと思います。

下記はサブブランドも含めた格安SIM各社の料金プランにおいて、データ容量別の月額料金の一覧をまとめた記事です。「ahamo」の月額料金が他社と比較してどの程度なのかというのが分かるかと思いますので参考にしてください。

諸費用について

初期費用

「ahamo」では新規契約にかかる手数料は発生しません。

初期費用

■新規契約手数料
なし

■SIMカード発行手数料
なし

解約時にかかる費用

「ahamo」を利用するうえで「最低利用期間」は設定されていません。そのため「解約事務手数料」もなく、また他社への乗り換え（MNP転出）する際において「MNP転出手数料」も不要です。

解約時にかかる費用

■最低利用期間
なし

■解約事務手数料
なし

■MNP転出手数料
なし

データチャージ

多くの格安SIMでは、料金プランにおける月間のデータ容量を使い切っても「データチャージ」を行うことでデータ容量の残量をチャージ（増量）することが可能。

「ahamo」も1GBを550円（税込）で購入してチャージすることができます。

追加容量チャージの料金

1GB：550円

使用している回線について

ドコモのブランドである「ahamo」は当然ながらドコモの回線を使用してデータ通信サービスを提供しています。

その為、au、ソフトバンクなど大手通信キャリアによってSIMロックがかけられたスマートフォンで「ahamo」に乗り換える場合にはSIMロック解除が必須となります。ドコモの販売されているスマートフォンについてはSIMロック解除は不要です。

https://twitter.com/ahamo_official/status/1386591055668076550

例えば下図のようにドコモのスマホを使用して「ahamo」に乗り換える場合はSIMロック解除は不要です。

逆にau、ソフトバンクのスマホを利用して「ahamo」に乗り換える場合はSIMロック解除を行う必要があります。

料金プランの特徴

データ容量の繰り越し

「データ容量の繰り越し」とは、月間のデータ通信量が規定のデータ容量に満たなかった場合、余ったデータ容量を次月に繰り越すことができるというサービス。

現在、多くの格安SIMではこのサービスを提供していますが、残念ながら「ahamo」では「データ容量の繰り越し」は提供されていません。

その為、月間のデータ通信量が20GBに満たなかったとしても月が替わると残量はリセットされます。つまり常に20GBが月間のデータ容量の上限となります。

データ容量超過時の通信速度

データ容量の上限である20GBを超過すると通信速度に制限がかかり最大1Mbpsでのデータ通信となります。

データチャージ（1GB550円（税込））することで通信速度制限を解除することができますが、最大1MbpsであればSNSやWEB検索などであればそれほどストレスなく使うことができるでしょう。

節約モード・高速モードの切替は不可

格安SIMの中には「高速モード⇔低速モード」のようにデータ通信における通信速度を切り替えることができる機能を提供しているブランドもあります。

この機能は「低速モード」でのデータ通信は通信速度に制限をかける代わりにデータ容量を一切消費しないというサービス。「節約モード」などとも呼ばれてます。

SNSなど、あまりデータ通信量を必要としない利用においては「低速モード」に切り替えることでデータ容量の消費を抑えることができるというわけです。

しかしながら「ahamo」では「高速モード⇔低速モード」の切替ができる機能は提供されていません。常に高速でのデータ通信となり、20GBのデータ容量を超過することで通信速度に規制がかかり最大1Mbpsでのデータ通信となります。

5分以内の国内通話は無料

「ahamo」では5分以内の国内通話は何度利用しても無料となっています。1回あたりの通話時間が5分を超過した場合は、超過分について30秒ごとに22円の通話料が発生します。

短時間の電話を何度も利用する人にとってはありがたいサービスですね。長時間の電話をよくかける、という人は有料の「かけ放題オプション（月額1,100円（税込））」の利用を検討するとよいでしょう。

海外でのデータ通信も可

4大キャリア（ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル）や、そのサブブランドでは海外でもデータ通信を行うことができる「国際ローミングサービス」を提供しています（一部利用できないブランドもある）。

ドコモのブランドである「ahamo」も「国際ローミング」を利用した海外（82の国・地域）でのデータ通信が可能です。

画像はahamo公式HPより引用

ドコモでは「パケットパック海外オプション」という国際ローミングサービスが提供されていて「1時間プラン：200円」「24時間プラン：980円」「3日間プラン：2,480円」といった具合に料金が設定されています。

しかし「ahamo」の国際ローミングサービスはドコモとは違い、利用するうえで別途料金は不要。国内利用と同様にデータ容量である20GBから消費することになります。

昔から「国際ローミングは高い」という印象がありますが、これはかなり便利なサービスだと言えるでしょう。ただし使い過ぎると帰国後に使えるデータ容量が少なくなってしまうので注意が必要。

オプション・特典など

かけ放題オプション

「ahamo」では音声通話向けに「かけ放題オプション」を提供しています。

画像はahamo公式HPより引用

「かけ放題オプション」を申し込むと定額（月額：1,100円（税込））で国内通話が無制限で利用できます。
※海外での発着信、WORLD CALL、SMS、「0570」「0180」など他社接続サービス、「188」特番、「104」の番号案内料、衛星電話/衛星船舶電話、ahamoが指定する特定の電話番号などへの発信は対象外となり別途料金が発生する。

自分の通話の利用状況を把握してオプションを付けた方が得かどうか検討してみるとよいですね。