NTTドコモは2021年12月15日(水)、ユーザーが回線を解約した後も他社でドコモのキャリアメールを引き続き利用できる「ドコモメール持ち運び」のサービス提供を開始すると発表した。
「キャリアメール」というのはMNO (ドコモ、au、ソフトバンクなど)が携帯電話端末向けに提供している電子メールサービス。今までは回線を解約するとキャリアメールもそれ以上使用することが出来なくなっていたので、携帯電話会社を乗り換えする阻害要因の1つになっていた。
月額330円で維持が可能
以下は2021年12月15日(水)にNTTドコモはが発表した内容の一部。回線の解約を行った後も他社でキャリアメール(ドコモメール)を継続して利用できるサービスを2021年12月16日(木)より開始するとしています。
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、ドコモの回線契約がなくなった場合であっても、お客さまがドコモのメールアドレスを継続してご利用いただけるサービス「ドコモメール持ち運び(以下、本サービス)」を2021年12月16日(木曜)より開始いたします
NTTドコモ HPより引用
ドコモの「ドコモメール持ち運び」サービスについての詳細は以下の通り。
■提供開始日
2021年12月16日(木曜)より
■利用料金
月額330円(1メールアドレスあたり)
■申込方法
ドコモショップ店頭(解約(MNP含む)と同時に申し込みの場合に限り受付可能)
オンライン(「My docomo」「ahamoサイト」)
■提供条件
●MNP・解約の場合
・MNP或いは回線解約後31日以内であること。
・回線契約に基づき発行したdアカウントを所有すること。
・回線契約名義が個人であること。
●ahamoへプラン変更の場合
・ahamoへのプラン変更と同時の申し込みであること。
・現在ドコモ回線を契約中であること(ahamoへプラン変更前であること)。
・回線契約に基づき発行したdアカウントを所有すること。
・回線契約名義が個人であること。
auでもキャリアメールの「持ち運び」サービスについての同様の発表が行われています。
なお、ソフトバンクからは今のところ(2021.12.15現在)キャリアメールの「持ち運び」サービスに対する発表は行われていません。